フィルムカメラのメインテナンス
2017年の末に、カメラメーカーのニコンから、このようなアナウンスがありました。
【期間限定】MF旧製品メンテナンスサービス – 修理 | サポート | ニコンイメージング
古いフィルムカメラは、本当ならサポート期間終わってるから、壊れても直せないけど、今回特別に見てあげます
ということで、数年前に、オークションで中古で買った、私の Nikon New FM2 でありますが、各所に貼ってあるモルトがモロモロと崩れて、悩ましい感じでありましたし、ついでに色々見てほしかったので、
「これは出さねばなるまい!」
とすぐに問い合わせたところ、
「おかげさまで問い合わせ殺到で、今申し込んでいただいても年明けの受付になります」
ということでしたので、今年の3月末まで受け付けているということで、落ち着いた頃を見計らって、今年の2月に申し込みました。すると、
「おかげさまで、ずっと混み合っておりまして、3ヶ月はみっちりかかります」
ということでしたが、特に急ぎはしておりませんので、梅田のニコンプラザに持ち込んでお願いしておりました。ただ、故障している場合、交換部品は無いので、あくまでも点検ですよ、とのこと。
そして、きっちり3ヶ月経った今月、ニコンさんから連絡いただきまして、無事にメインテナンス終了したということで、引取に行ってきました。
隙間から光が入らないように、要所要所に貼ってあるモルト(スポンジ)がすっかり新しくなって、全然モロモロしません。
レンズも一緒に見てもらいました。なんとか言う油も注入していただきました。表面に1箇所だけキズがあるけど、写らないので大丈夫、とのこと。キズなんて見てもわからない。
診断結果のチェックシート的なもの。シャッター幕を始め、各所ほぼ問題なしで一安心。これ見て健康診断思い出した。
古いフィルムカメラなので、通常のメインテナンスや修理受付はとっくに終わっており、本当なら壊れたら終わりなのですが、今回特別に行われているメインテナンス、扱える職人さんも減っているので受付から完了まで数ヶ月かかるのですが、壊れると自分じゃどうしようもないので、本当にありがたいです。その上、特に問題点もなく、ちょっとした調整のみでしたので、費用も最低限で済みました。
これで、おそらくはあと数十年は大丈夫でしょう!